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2023年1月18日

笹野観音「十七堂祭」

こんにちは!通販部のKです。

今回は米沢市の笹野観音の伝統行事「十七堂祭」をご紹介します。

毎年1月17日に笹野観音で行われている柴燈護摩のご祈祷で、健康や五穀豊穣を願う火渡りの荒行が目玉とされています。
参拝者も事前に火渡りの御札(500円)を購入すれば、火渡りに参加できるんだとか!ビビりな私には絶対できない!(笑)…と思ったのですが、年始に体調を崩したこともあり、無病息災のご利益があったらいいなあ~なんて軽い気持ちで「十七堂祭」に行ってみることに。

 

14時開始の案内でしたので5分前には到着したのですが、もう駐車場は満杯状態…😲
少し時間をずらして駐車場が空くのを待って、30分後にようやく境内に入れました。

 

到着したときは既に儀式も進み、ちょうど護摩壇に点火する瞬間でした!ナイスタイミング(笑)
もくもくと煙が上がり、かなりの勢いで燃え始める護摩壇。その周りを山伏の方々が囲み、笹野一刀彫の「笹野花」を手に「六根清浄」と唱えながら回り始めました。

参拝者まで火の熱気が届きます。参拝者にとっては「あったか~い」のですが、近距離で祈祷されている山伏の方々は相当な熱さに違いありません🙄

その場で今行っている儀式・動作の意味なども解説して下さっていましたので、知識がなくても気軽に参加できますね。 

 

そして護摩壇がほぼ燃えた頃、崩れた護摩壇を均して、いよいよ火渡りが行われます。
それでも「え、これ渡るの?」と心配になる火の勢いなんですが、そんな火をものともせず、裸足になった山伏の代表者であろう方が祈祷の大札を肩に担いで、悠々と火を渡っていきます!その後に続いて山伏衆が次々と渡り始めました。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」なんでしょうか…。日々の修行の賜物ですね😲

 

 

「これ一般人にはキツイのでは?少し火の勢いを弱めてくれるのかな?」と思った矢先、常連の方々でしょうか、「どーれ、渡るぞ~」と意気揚々と靴を脱ぎ始めているではないですか!😂

そしてそのまま参拝者の火渡りが始まりました(笑)

 

老若男女様々な方が参加されており、中にはお子さんを抱いて渡る方も。
「熱い!痛い!」という声も聞こえてきましたが、皆さん意外と平気そう。
ベテラン勢はひょいひょいと渡っていらっしゃる…‼

そんな参加者の皆さんの様子を見て「私にも渡れるかも?🙄」なんて思いましたので、また来年検討します!(参加するとは言ってない)
ちなみに参拝される際は、汚れやにおいがついてもいい服装がおすすめです!かなり灰が振ってきますし、煙の匂いも付いてしまいます(笑)

 

笹野観音の手前には、「十七堂祭」で使用される笹野一刀彫の「笹野花」や米沢の伝統工芸品「お鷹ぽっぽ」を作っている「鷹山(ようざん) 山葡萄つる工房 笹野一刀彫」さんのお店がありますので、参加後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
笹野一刀彫は道の駅米沢でも販売していますよ🤗

 →笹野一刀彫はこちら

 

以上、「十七堂祭」参加(見学?)レポートでした!
機会があれば皆さんもぜひ参加してみてくださいね。