上杉の城下町 道の駅米沢
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2022年8月8日

米沢産ビール ジャックスブルワリーの魅力(vol.1)

暑い夏には、ビールが美味しい季節ですね。

米沢と言えば、米沢牛!そんな米沢牛をより一層美味しくするビールが、米沢にあるんです!

米沢で作る地ビールという類のものではありません!

全国でも評価が高く、全国のこだわりが高い飲食店で取り扱われているクラフトビールなんです。

そんなビールを醸造するジャックスブルワリーの工場にお邪魔して、インタビューさせていただきました。

これを機会にビールが苦手な方や昔の地ビールのイメージで嫌厭されている方に是非、クラフトビールの奥深さや魅力を知っていただければ、幸いです。

ビールはチェイサーと豪語してしまってた酒好きのスタッフが今回は担当します。 すみません (ーー;)

 

~ インタビュー ~

記者)槙山さん、今回はインタビューにお答えいただいてありがとうございます。早速ですが、米沢産ビールとして、なぜ、米沢で作ろうと思ったのですか?

槙山さん)地元が米沢だったことが、一番ですね。どうせ作るなら米沢から美味しいビールを全国に販売したいという思いです。

 

記者)結構、米沢の中でも自然豊かな場所ですよね。ご実家ですか?

槙山さん)いえいえ、実家は、市内の駅近くですよ。ビールを作るのに最適な物件を捜し歩いて、たどり着いたら、ここになりました。

 

記者)ここだと、雪ものすごいですよね。(米沢在住でもすごいところです)

槙山さん)ものすごいです!(笑)冬は苦労しますね。

 

記者)工場を作るにあたって、苦労したことはありますか?

槙山さん)東京で修業をしましたが、工場を作るにあたって、ビール造りには、天敵のビール酵母以外の菌を断つことから始めました。特に納豆菌は、熱湯でも除去できない強力な菌ですので、工場を作り始める前から、今まで、納豆やキムチを食べていません。誤って食べたときは、状況によって1ヶ月は工場へは入らないこともあります。納豆は大好きなんですけどね・・。工場を作り始めるまでは、食べまくりました!

もうひとつは、ビールの醸造免許ですね。2018年4月の酒税法改定前と後では、副原料の取扱いが大きく変わるため、なるべく副原料に左右されないビールを作りたかったので、理想とするビールを作るために2018年4月の改定前に免許を取得することが出来ました。

 

記者)冬も雪がすごいって聞きましたが、ビール造りで最適な季節ってありますか?

槙山さん)一年中作れます。煮込むときや発酵、熟成させるときに温度管理が一番重要なんですが、外気に左右されないように温度管理しているため、一年中大丈夫なんですよ。

 

記者)ビールの原材料の一つであるホップは、山形も全国でも有数の産地ですが、そちらのホップは使用していますか?

槙山さん)将来的には原材料を地元の物にしたいとは思いますが、今は、外国産のホップペレットを使っています。ホップで味や香りを作り出す為、海外産のホップは、長い歴史に裏付けされた沢山の種類があるので、そちらを使用しています。東北のホップは、ほとんど大手のビール会社の専売となっているので、入手することが難しいのも理由ですね。

米沢産は、この美味しい空気と水ってことです。

 

記者)米沢産のジャックスブルワリーのビールの特徴、こだわりは、何ですか?

槙山さん)特徴ですか~。正直なんでも作れるんです。

先ほど、海外産のホップを敢えて使っているのも色んなビールを表現するのに適しているからなんです。国産ホップの登録品種が約20品種で、最近流通しているのは4~5種類程度なのに対して、海外では何千もあるんですよ。ホップによってスパイシーにしたり、苦み、重みなど作れるんです。さらにホップを入れるタイミングでも変わるんです。

様々なクラフトビールの種類を作れますが、イメージの枠から外さないビールを作れるからこそ、商品名を分かりやすくクラフトビールの種類、例えば、IPA(インディア・ペールエール)など、そのまま商品名にしています。

しかし、苦労もありますよ。同じ味を作り出すのが難しいんです。

そこが一番神経を使いますね。

同じ種類のビールでも夏場は、ドライに、冬場は重く、苦みを減らしたり、と、イメージの枠から外さず、お客様の飲み心地に合わせて、変えたりしています。

 

記者)なんでも作れるっていうのが、ジャックスブルワリーの凄さなんですね。ジャックスブルワリーの目指したいビールってありますか。

槙山さん)正直なんでも作れるんで・。ビールは、何千年も前から、作られて、進化しているし、トレンドがあるので、それに合わせて、進化していきたいですね。

あと、色んな副原料を使って、コラボビールも作っているんですよね。

道の駅米沢にも関係している「ちば吉」さんの蕎麦を使ったビールや、時々出店している、珈琲屋さんとか。

結構、地域おこしのビールなど、オーダービールの依頼が沢山来ています。

 

記者)自分だけのビールが作れたら、面白そうですね。

第一弾のインタビュー記事は以上となります。

今回は、ジャックスブルワリーの魅力をお伝えしました。

次回は、ビールの知識量が豊富な槙山さんから、クラフトビールの楽しみ方などをお聞きしましたので、そちらをご案内します。

一足先にジャックスブルワリーのビールを飲んでみたい方へ

ジャックスブルワリービールをオンラインショップで販売させていただいています。是非、飲んでみてください!

ジャックスブルワリービール