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2025年3月4日

🌸啓翁桜🌸の育て方を農家さん調査してきました!!(取材レポート)

山形・冬の特産物「🌸啓翁桜🌸」の栽培やこだわりについてお聞きしてきました!!

今回は店頭とオンラインショップで販売して頂いている啓翁桜農家「田んぼ花の里李山」後藤仁さんに取材してきました!

※取材は今年2月ですが後藤さんの写真は昨年のものになります。

 

栽培場所までは、トトロの森を抜けて、細道を行きます。※写真は春ごろのものです。  
トトロの森を抜けるとかなり細道が。100メートル以上あります。(車両一台分)ご自分で道路の雪搔きもされているそうです!  
雪がこんなに積もっている山の中に「田んぼ花の里李山」があります。  

 

<後藤さんの啓翁桜の栽培ガイド>

啓翁桜は、特に早咲きの桜として人気があり、山形県特産物としても知られています。山形県の啓翁桜はとても細やかに丁寧に農家さんたちの管理の下で育てられています。

お客様に啓翁桜がどのように育っているか知っていただきたいとの思いから、栽培方法を快く教えていただきました😊✨✨


1. 枝の処理

  • 皮むきの処理: 5月GW連休前後に生えてきた3~4cmの枝を皮1cm幅だけむき、残りはそのままにしておきます。むいた部分を残してしまうと効果が出ないので注意する。

  • 成長ホルモンの使用: 果実や種子の発育を促進する薬剤「ジベレリン」を使用することで満遍なく咲く様に枝を促します。ただし、それでも花が咲かないところが出てくるので後の枝の選定が難しい。

  • 最大長さ: 枝の長さはイベントなど需要に合わせて様々。最大140cmまで用意しているそう。長さは枝の太さなどで選定する。

2. ケアとタイミング

  • 5月以降の管理: 5月以降は毛虫が付かないように周辺の草刈り。木肌も傷つけないよう管理する。

 

  • 保存方法 :11月に大元の啓翁桜の切株から枝を切り、ブルーシートの下で保存します。この際、温度は8℃以下に保つことが重要です。雪が降る前の出荷になる場合は、大型の冷蔵庫で保存して管理しているそう。約500時間(約20日間)の低温保存が必要です。

 

  • 秋から冬の冷却管理: 啓翁桜は低温に置かないと咲かない為、8℃以下で500時間以上眠らせる必要があります。

 

  • 温めの頻度: 最適な開花のために、枝は3日に1回温めることが推奨されます。(ビニールハウスに入れる)開花に必要な時間は、時間が経つにつれて短くなります。

 

雪にかぶっているとほとんど見えないですがここにブルーシートとその下に木の枝が眠っています。

 

 

   

出荷前は3日に一回ビニールハウスに持ってきて温める。(※暖かくなる(春が近づく)のにつれて冷たいところで寝かせる期間が短くなります。)

 

ハウス内で枝を選定している様子です。

 


3. イベントと地域性

  • イベント: 東京や大阪などの大都市のイベントに呼ばれることがあったり、地元の学校の生徒にプレゼントなど、幅広くイベントや販売場所を拡大しているという後藤さん。特に、イベントの日程に合わせて開花のタイミングや開花期間の調整を見計らう必要がありそれが大変とのこと💦

  • 地域差: 福島、山形、青森、秋田などの地域では、桜の生産量や品質に違いがあります。特に山形県は品質と生産量で優れているとされており、それには農家さんたちの日々の丁寧なお手入れのおかげであることが分かりました😊🌸

 

「田んぼ花の里李山」後藤さん、取材されていただきありがとうございました🌸

啓翁桜は道の駅米沢オンラインショップ、店頭どちらでも販売中です!(3月いっぱいで終了予定)

現場の見学をしてみたい方は見学も可能とのことです。

 

<株式会社田んぼ花の里李山>

住所 〒992-1461 山形県米沢市李山118

電話番号: 0238-40-0398

営業時間 8:30~17:30

2025.3月中のみ特別に【数量限定】特売して頂けることになりました!後藤さんありがとうございます✨✨

啓翁桜はこちらから!

啓翁桜の飾り方法が知りたいという方は作品集をどうぞ!