2026年6月1日
上杉藉田米 藉田のお田植祭 2026.5.30

【伝統と祈りを、一粒に込めて。】
🌾2026年「藉田のお田植祭」の風景🌾
初夏の風が吹き抜ける米沢の田園に、静かで、しかし凛とした空気が流れていました。
山形県米沢市の農家グループ「米沢稔りの会」が丹精込めて育てている特別栽培米、「上杉藉田米(うえすぎせきでんまい)」。
名前は、米沢藩九代藩主・上杉鷹山公が自ら田を耕し、農の尊さを身をもって示した「藉田の礼(せきでんのれい)」に由来します。
その「藉田の礼」の精神を今に伝えるべく、5月30日(土)、今年も「藉田のお田植祭」が厳かに執り行われました。
【鷹山公の視線を感じる場所で】
会場となったのは、鷹山公が実際に耕作したと伝わる「藉田の碑」前の水田です。
この水田には「しめ縄」と「紙垂(しで)」が張られており、神聖な空間であることがひと目でわかります。
当日は抜けるような青空が広がり、初夏の鋭い日差しが降り注ぐ一方で、時折強い風が吹きつけ、紙垂が大きく揺れるほど。
自然そのものが、この儀式を際立たせているように感じられました。
田植えに先立ち、上杉・松岬両神社の宮司様による神事が執り行われました。
祝詞が響き渡ると、あたりは一層の厳粛さに包まれます。
続いて、白装束に身を包んだ「米沢稔りの会」をはじめとする奉仕者の皆さんが、古式ゆかしい作法で苗の手植えを行いました。
手も足元も泥だらけになりながら、一株一株を丁寧に植えていく姿を見ていると、お米が私たちの食卓に届くまでの尊さを改めて感じさせられます。
機械化が進む現代だからこそ、この「手植え」の光景が、何百年もの時間を超えて鷹山公の時代と今を繋いでいるような、不思議な感慨を覚えました。
【「あきらめない心」が育つ田んぼ】
この場所で育てられるのは「つや姫」。
しかし、ただのブランド米ではありません。
どんなに厳しい自然環境でも、鷹山公の「なせば成る」の精神のように、たくましく、そして真っ直ぐに育つよう、農薬を抑え、手間暇を惜しまず育てられる「上杉藉田米」です。
パッケージにある「あきらめない心が育つ」という言葉。
これは、美味しいお米を届けるという約束であると同時に、鷹山公から私たち米沢市民への、そしてこのお米を食べてくださる皆さんへのエールだと思っています。

【歴史を食卓へ運ぶということ】
こうして手植えされた苗は、これから夏の陽射しと清らかな水を浴びて育ち、10月の「抜穂祭(ぬきほさい)」で収穫されます。
そのお米は、上杉神社や松岬神社、そして伊勢神宮へも奉納される、まさに「祈りのお米」なのです。
※ 昨年2025年に行われた「抜穂祭」のレポートはこちらをご覧ください。
このお米が食卓に並ぶとき、単に「お腹を満たす」以上の何かが心に届くはずです。
噛みしめるほどに広がる優しい甘みは、米沢の歴史と、作り手の「美味しいものを届けたい」というあきらめない誇りの味です。
【「上杉藉田米」の物語を、あなたの食卓へ】
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上杉藉田米 つや姫 |
こうして大切に育てられ、祈りが込められた「つや姫」。
まずは、炊き上がった瞬間のツヤと、立ちのぼる香りを味わってみてください。
特別な日の一杯にも、何気ない日常の糧にも。
米沢の歴史と「あきらめない心」が詰まった一粒を、ぜひあなたの大切な人と囲んでいただければ幸いです。
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