2022年5月25日
新しい米沢織「山口織物鷹山堂有限会社」vol.3
引き続き「山口織物鷹山堂有限会社」さんをご紹介します!今回は工場見学編です!
vol.1、vol.2では直営店「鷹山堂Fabric&Cofee」にお邪魔し、米織商品や珈琲について、お話をお伺いしました。
今回は工場に移動し、実際に商品が作られているところを見せて頂きました!工場はお店から車で約3分。
入ってすぐ目に入るのは大きなジャカード織機!一度に4mほど織れるそうで、世界でも最大級のものなんだとか。
こちらは緞帳やタペストリー用に、比較的大きな柄を縫う際に使用されているそうです。(ちなみに上杉神社近くの博物館・文化施設「伝国の杜」の緞帳も鷹山堂さんが手がけられたそう!)
天井から下がる糸!思わず見上げてしまいます。
実際に動かしていただきました。※音量注意!
以前、工場見学に来られた方が「戦車のようですね。」とおっしゃったそう。この音といい、速さといい、ほんとに戦車みたいですね。
早く正確に米織小紋の柄が織られていきます。
これは電子ジャカード織機による写真織という技術だそう。
白い生地の上にインクを塗るプリントとはまったく違い、糸と糸を織って組み合わせることによって写真を表現する織物を指します。
パソコンにデータを入れ、プリントアウトするように織物が織れるそう!
織機は自分のことをプリンターだと思っているらしいです😲
簡単に聞こえますが、すごい技術ですよね!これらは現在のCEO山口英夫さんが独自に開発した技術で、特許を取得されています。 この技術で短時間で大量生産が可能になったとか。
織り上げられた生地を見せて頂きました。
よく見ると、うっすらと線が見えるのがわかりますか?
鷹山堂さんでは裁断線までも織ってしまいます。あとはそれにそって縫うだけ!
余る部分はほとんどないんだそうです。SDGsですね!
こちらはマスクや巾着などの米織小紋商品の生地を織る織機。
左側は商品別の柄のデータが入ったパソコン。
左側は縦糸。一度替えると、4~5か月は持つそうです。
糸は8色まで使用できるそう。色鮮やかに並んでいます。
こちらも動かして頂きました。
先ほどよりも少し柄が細かくなっています。
縫製もこの場で職人さんが行っています。
お店の在庫がなくなれば、午前中に生地を仕上げ、縫製を行い、午後には店頭に商品を並べることも可能だそう。
電子ジャカード織機と職人さんの技術があってこそですね。
鷹山堂さんでは着物も取り扱っています。米沢織で綿100%の着物は珍しいんだそう。
そんな貴重な着物を特別に見せていただきました!生地はこんな感じ。
生地は軽く、肌触りもいい~!綿なので丈夫でお家でも洗えるそうです!
着物は特別な日に着るイメージがありますが、こちらはお手入れも簡単で、日常的に着れそうな感じ。柄は細かく高級感もあり、ハレの日に着るのも全然ありです!
茶道部出身で着付けが一応できる私…。着てみたい気持ちはあっても、汚したり、汗をかいても洗えないし…と普段は着れません笑
でもこの着物だったら、そんな心配もないんですね!
まさに鷹山堂さんの掲げるコンセプト「現代のライフスタイルに合う米沢織」だと思いました。
vol.1~vol.2で直営店「鷹山堂Fabric&Cofee」、今回は工場にお邪魔しましたが、米沢織を身近なものにしてもらおうと、お客様が使いやすいように、お客様に喜んでもらえるようにと、創意工夫され、常に新しいことにチャレンジをされているのが印象的でした。
老若男女問わず、鷹山堂さんのファンがいらっしゃる理由ですね!
米沢の伝統を生かしながら現代に合わせて進化していく鷹山堂さんの米沢織商品!ぜひお手に取って頂ければと思います。
お店は小野川温泉の近くにあります。ぜひお立ち寄りくださいね。
●鷹山堂Fabric&Cofee
〒992-0075 山形県米沢市赤芝町1754
TEL 0238-33-9467
営業時間 9:00~17:00(カフェラストオーダー16:30)
休日 火曜日
URL http://yozando.jp/
道の駅米沢には「鷹山堂Fabric&Cofee」のまちナビカードもございます!
→まちナビカード【鷹山堂Fabric&Cofee】のご紹介
来店の際に、こちらをお持ちいただくと米織小物・雑貨商品10%OFFにてご購入いただけます。
素敵な米織小紋商品をお得にgetできちゃいますね!
ぜひまちナビカードを忘れずに、お持ちくださいね。
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