音楽醸造無添加味噌で注目の今野味噌醤油醸造店　Vol.2

前回ご紹介した今野味噌醤油醸造店の第2弾です。

道の駅米沢オンラインショップ限定で販売している『音楽醸造無添加味噌』を製造する今野味噌醤油醸造店をご紹介します。

前回の記事はこちらをご覧ください。【音楽醸造無添加味噌で注目の今野味噌醤油醸造店　Vol.1】

腸内環境を整える発酵食品が注目を浴びています。そんな中、無添加で安心できる味噌を提供している今野味噌醤油醸造店の味噌を道の駅米沢オンラインショップ限定で販売することになりました。

若き当主が、お店を切り盛りしているアグレッシブな味噌醸造店です！

味噌の他にも魅力的な商品を多数ございますので、今回はそちらをご紹介いただきます。

記者）御社で製造している商品紹介をご紹介ください。

今野さん）醤油と味噌が主だったのですが、他にも商品を作ろうとなって、ワインビネガーや南蛮麹などを作っています。
あとは、甘酒ですね。味噌と一緒で、菌を活かしたままで食べて頂きたいなということで、甘酒も始めました。

菌を殺さずに冷凍でお届けしてます。弊社こだわりの糀を美味しく、体に取り入れていただく機会を増やしたいと、10年前から作り始めた生の甘酒です。自慢の糀で作った甘酒で、自然由来の甘みが特徴です。

冷凍でも菌は生きているので冷凍して、お届けしています。

夏バテしているおばあちゃんに送ったとか、贈答として喜ばれることがありますね。

甘酒は、本来温めてお召し上がりいただくものですが、弊社の甘酒は冷やしてお召し上がりいただけます。今では色々なところでも出していますが、色んな味のフレーバーを加えたら面白いかなと始めたのも弊社が最初だと認識しています。

甘酒は飲む点滴と言われているぐらい、栄養価がまんべんなく入っていて、様々な効能があります。菌が生きたまま生でお召し上がりいただけるので、腸内環境を整えるなど、体の中に効能が届きやすいですね。

生の甘酒ですので、解凍したら1週間以内にお召し上がりいただく必要があります。

南蛮麹は弊社の醤油を使った商品で、ご飯に乗せたり、キュウリと一緒にお召し上がりいただいたりして、美味しく召し上がっていただける商品です。

記者）こちらの南蛮麹食べましたが、結構辛味が強めで、好きな味でした。湯豆腐や野菜炒めなどで食べさせていただいています。

今野さん）ありがとうございます。あと、昔から父親が作っていた千枚漬けがご近所に好評で、漬け液も販売するようになりました。

柿なますもこの漬け液を使うだけで、美味しく召し上がれますよ。

玉ねぎをスライスして、食べて頂いたりしても良いですよね。

9月頃の裏磐梯の高原大根で有名な産地でも販売してもらって、結構ご購入頂いています。

記者）裏磐梯の高原大根のお店、私も毎年行っています。こちらの千枚漬けの漬け液、京都の聖護院かぶらの大きさの蕪は、流石にここら辺では中々ないのですが、道の駅に最近、直径１０ｃｍ以上の蕪も出てきましたので、それで漬けてみたいですね。

記者）製造場所は、こちらの奥の1つの蔵で製造しているのでしょうか？その場合、仕切りなどはあるのでしょうか？

今野さん）仕込み部屋は、味噌と醤油は一緒です。寝かせる蔵は味噌蔵は味噌蔵に分けています。

醤油の菌は、味噌の菌よりも強いので、戸締りをちゃんとして、味噌に影響がない様に分ける必要があります。

弊社は酢の醸造を最初にやっていて、私の小さい頃はそこに置いてある甕で作っていたのですが、今は味噌と醤油だけを作っている状況ですね。

昔は店の小上がりの奥にその甕が沢山あって、そこから柄杓で掬ってお客様が持ち込んだ瓶に入れて販売していましたね。酢の香りが常にあるお店でした。

今は酢自体は別のところで作って、昔ながらの味にブレンドして、ワインビネガーなどで販売しています。こちらも無添加ですよ。

記者）私の父親から聞いたのですが、祖母が今野さんのお店で仕込んでもらったのを持ってきてもらって、自宅の蔵の樽に詰めてもらっていたそうです。

今野さん）実は、今でもやっていますよ。今は随分少なくなりましたが、配達してご自宅の樽に詰めていますね。年配の方が多いですね。あなたのお爺ちゃんの時からしてもらっているんだよとか、お父さん元気にしている？とか言ってもらっていますね。そういったところで仕込み、作業しながらお客様とコミュニケーションが取れるのも面白くやらしてもらっています。

記者）そういった手法って、現代でも支持されそうですね。

今野さん）小さい樽に詰めて各ご自宅で発酵・熟成させるというのは、結構人気です。弊社で盛んに行っている味噌作り教室も人気の授業で、一瞬で予約が埋まります。参加できない方には、お店に樽を持参してもらい弊社で仕込み味噌を詰めてご自宅で、寝かせてもらうということもやっています。

どうしても自宅で一から自作したいという方には、煮た豆と麹と塩を小分けして、お渡していますね。

乾燥大豆は柔らかくなるまで煮ないといけないので、家庭では作るのは大変ですよね。

柔らかさの具合でいうと、親指と小指でつぶせるくらいがちょうどよいです。